01 能岳・八重山

このページの情報は、2022年5月現在のものです

ナマケモノのとざんぐつ』では、「薄いグリーンの直線・点線で囲まれている部分」「ベージュの塗りつぶし部分」の文章が山に関することです。
地の文は、自分が感じたことやちょっとしたエピソードを中心に書いていますので、山に関する情報を得たい場合には、薄いグリーンの囲みやベージュの塗りつぶし部分をお読みください。

目次

基本情報

『能岳・八重山』
山梨県上野原市

【能岳 標高】543m
【八重山 標高】530m

行き【JR上野原駅~能岳登山道入口】
 JR上野原駅~光電製作所前バス停


帰り【八重山登山道入口~JR上野原駅】
 大堀バス停~JR上野原駅

八重山の掲示物より

八重山は昭和の初めに、上野原で生まれ育った水越八重さん(1886ー1929)が、上野原のまちと上野原小学校にお世話になった恩返しにと寄付されたことにちなんで名前を付けられました。寄付された山の広さは約30ha(東京ドーム7.5個分くらい)もありました。

平成18年度から、八重山には、ヤマザクラ、オオシマザクラ、クヌギ、シラカシ、コナラなどたくさんの樹木を植えてきました。春は桜の山として、夏には緑生い茂る山として、秋には紅葉の山として、冬には眺望の素晴らしい山として、一年中楽しめるように工夫されているようです。

Prologue

ねえ… 今日、一歩でも外に出た?
いつも同じ場所で同じ格好で座っているよね…。

コロナ禍で外出を控えているのをいいことに、一歩も動かなくて済む趣味に没頭している私を見て、この言葉を何度聞いたことか…。

そんな私が、いつの間にか、登山靴を所有していた!!

ハタラキモノの登山グッズを見に、一緒にお店に行っただけなのに~!!

彼は、怠けようとする私をまっとうな道へと導くのが、非常~~~にうまいのです。

そういうわけで、なぜだが、ナマケモノが登山の世界に足を踏み入れることになっていました。

登山というより.、、、ハイキングの世界と言った方が良いかもしれません。

基本、自分を甘やかすのが得意で、自然な姿は静止している姿である、初心者低山ハイキングの世界です。

マケモノが登山靴を履いて地面を歩く第一歩として、ハタラキモノが選んだ山が、「能岳・八重山」です。

所有してしまったからには、とりあえず、登山靴を使うところに行きますよ~。

登山道入り口まで

JR上野原駅 ~ 光電製作所バス停 ~ 登山道入口

私たちは、早起き派。そして、マイカーよりも電車・バスが好き。

可能な限り、外出する時には、混雑する前に出発して、混雑する前に帰ってくる。

1日が長く感じられるし、早い時間帯は人が少なくて空いているから、好きなのです。

早朝の中央線下り電車は、想像していた以上にかなり人が多い…。

中央線大月行 朝 7:00 よりちょっと前に上野原駅に着く電車、想像よりも人が多い。

8割以上の人が上野原駅で下車。

こんなに早い時刻なのに、リュックを背負ったラフな格好の人が多い。

初心者の私が購入したのは、登山靴と登山用靴下のみ。

スポーツ用のシャツとズボンに、自転車通勤の時のリュックサックという、足元以外は軽いスポーツ用の格好です。

私みたいな軽装の人が、上野原駅にいっぱいいる~🤩

「バスはこちらで~す」と案内する人までいる。

ここは、登山のメッカ??? 今は登山が大ブーム???

なんて驚いていましたが…

この日は、近隣のゴルフ場で大会があったので、その観戦に行く方々が多かったようで…。

送迎バスが次から次へとやって来て、人がどんどん吸い込まれていく~!!

ぽつん

能岳に向かう富士急バスの乗客は、私たち2人だけ…

なーんだ…

駅前は、大きなスーパーがあって、ロータリーの近辺が新しく、きれいに整備されていました。

茶色と白の5階建ての建物が、改札階につながるエレベーターで、1階には観光案内所があります。

〔観光案内所〕

帰りに寄ってみると…

ガイドブックに載っていないような上野原近辺の登山コースのリーフレットが豊富でした。

食べたいと思っていた酒まんじゅうが、帰り(11:20)の時点で「本日分は売り切れ」となっていました。

次回、また酒まんじゅうに挑戦しよっと~!

7:05発 光電製作所前行

土日祝日ダイヤの始発です。その先の『向風(むかぜ)』というバス停の方が登山道入口に近いのですが、ここまで行くバスの本数はかなり限られているようでした。

日大明誠ってこの辺なのね~。

このバス、途中で誰も乗り降りしないから、時間調整が必要ってことか…。

運転手さん、すごく丁寧な言葉だし明るいトーンでアナウンスしてくれて、気持ちいい~。

子供たちは起きたかな?(親が留守にしていても、自由を謳歌できる年齢の子供たちです。)

なんて思いながら、貸し切りにて終点に到着!!

バス停の左側が、光電製作所という会社らしいです。

酒まんじゅう屋さんが途中にあったけど、今も営業しているのか、謎です…。

食べ物への興味は、尽きないね!!

途中、別の登山道入り口がありましたが、私たちは、能岳から登るので、そちらを目指しました。

この先にあるゴルフ場に向かっているであろう自家用車が10台ほど、私たちを追い越していきました。

スピード違反でしょ!と思える、恐怖を感じる車が3台ほど…。

確率 3/10 ということは、割合が高いです。

気を付けてください…。


早朝ということもあり、鳥の鳴き声が爽やかに響き渡ります。

朝のマイナスイオンたっぷりの空気の中、エコーもかかっていて心地よく響く~。

この道は、左側が谷になっていて、木の上部が私たちが歩いている道路の高さになっている場所があります。

だから、くちばしを動かして鳴いている姿を、ほぼ目線の高さで観察できました。

鳥さんたちは、お互いに相手を確認しているように交互に鳴いていて、いろんな種類の鳥の鳴き声が入り乱れていました。

鳥さん達の会話が、かなり面白かった~♪

A 西澤の滝

登山道入り口に向かっている途中の道路沿い(左側)に、滝がありました。

「西澤の滝」と書かれている看板の位置から、滝の一部を見ることができました。

この場所から下る道があったので、滝つぼ近くに降りられるのだと想像しています。

この日の行程は、そんなに長時間でもなかったから、下まで降りてみれば良かったかな~と今は思います。

登山道 登り〔~能岳山頂・八重山山頂〕

登山道登り ~

ナマケモノが進化する旅がスタート!!

山道を歩いていると…

なぜこんなに息が切れるんだ~?

山道が急ですけど~?

今日来たことを、ちょっと後悔…

休憩してもいいかな?

ええッ?まだ山道に入って5分も経ってないよ~。

息切れが〰

何度か立ち止まりながら登っている最中、

「こんなに頑張って歩いているだから、付加価値をつけないともったいない!」

な~んて、思うようになり…

動いた分以上に動かないでいられるパソコンに記録を残しておこうと思い立ち…

「だったら、ブログにしちゃえばいいじゃん✨」

いや、逆です。

「ブログを書くために、山に登ろう」と思い立ったのです!

そうすれば、動いた分以上に、堂々と、動かなくて済む!

この登山靴の歴史の始まりと共に、ブログにして記録しちゃおう!と思いつきました!!

ねえねえ、私が書く日記のタイトルは何がいいかな?
『ぐうたらおばさんの登山日記』はどう?

おしゃれ感が無い。

『罠にはまったナマケモノ』は?

何の日記か分からないじゃん。

『ナマケモノ、山に登る』

いまいち。

『ひっぱり出された山ガール』
『仕向けられた山ガール』

もうガールじゃないでしょ~。

いつものように思いついたことをバンバン言っている私の言葉たちを、適当に受け止めてくれるハタラキモノに甘えながら、登山道を進みます。

夫には「これ言ったら、変な風に思われるかな…」とか余計なことを気にしないし、一番素直な自分でいられるのです~🌟

だから、一緒にいると楽しい~♬

『ナマケモノのとざんぐつ』

登山靴の存在によりナマケモノが動くようになったので、このとき思いついたこのタイトルに決定!

B 桑原峠眺望処

ちょうど休みたいな~と思ったところに、(ずっとそう思っていたけど…💦)素敵な休憩ポイントが!

〔桑原峠眺望処〕

この場所は、令和3年(2021年)に整備されたようです。

付近には、まだ若い桜の木が何本か植樹されていたので、春には、富士山と桜を一緒に撮影できる、映えスポットになりそうな雰囲気でした。

桑原峠眺望所を過ぎると…今までとちょっと違って、傾斜が緩やかになっていました。

傾斜がきついと、一気に重力に引っ張られて、体力を奪われます。

山歩きは、「傾斜」が重要なのだ、ということが分かりました!

蜘蛛の巣が時々まとわりつきながら出迎えてくれたので、おそらく私たちは、本日最初の登山客だったのだと思います。

斜面左側下には、ゴルフ場が時々見えました。

目指すは、能岳山頂。

C 能岳山頂

能岳山頂到着!

ゆっくりできるベンチもあり、富士山が見えます!

今日の富士山は、何枚撮られるのかな~

もしかして…

日本一なのは高さだけじゃなくて、「被写体として写真に撮られる数」も日本一かもしれない!

D 八重山山頂

この山では、桜の季節には、素敵な写真がたくさん撮れそうだし、季節ごとに楽しめる工夫がされているということが、掲示物を読んで分かりました。

八重山についてのミニ情報や景色についてを学び、ちょっと賢くなった気分~。

確かに、そのことについて知ると、何だか見え方が違ってくるな~と思います。

「八重山五感の森」の鐘も、一応、響かせてみました。

喜んで鳴らしてたじゃん。
写真まで撮らされたよ…。

登山道 下り〔八重山展望台〕

E 八重山展望台

本日一番の、展望スポット!

「展望台」と名がつくだけあって、展望が素晴らしい!

開放感があってとっても気持ちの良い場所です。

展望台デッキがデザインされていて、清潔感もあり、素敵です。(まだ新しいのかな?)

ここで昼寝ができたら、気持ちいいだろうな~。

この日は風がさわやかで心地良く、暑くもなく、寒くもない、最高のお天気!

40分くらい景色を眺めて、長居しました。

~ 大堀バス停

展望台から下ってくると、小川沿いに道があります。

ところどころ、水が染み出ていたので、登山靴も少し汚れたかしら。

右側は、小学校の学校林にもなっているようです。

何となく建物らしきものがポツポツ見え始めて…舗装してある道に出ました。

10:40時点で、10台分ほどの駐車スペースは全て埋まっていました。

そういえば、ここに車を停めたであろう家族連れとすれ違いました。

3歳くらいの小さな子も一緒でしたが、展望台までなら行けそうです。

駐車場から八重山展望台まで、そんなには遠くないですね。

車で来ても、少し登れば展望台まで行けいるのも、魅力的です。

のどかな風景が続く車道を10分くらい下っていき、突きあたりを左折するとすぐに左側にバス停がありました。

スーパーの向かい側が、大堀バス停です。

日かげで一休み。

ここから乗車する他の登山客の方が、数名いらっしゃいました。

私たちは、11:03 発のバスに乗車しました。

ガイドブックに書かれていた「光電製作所バス停 ~ 能岳八重山 ~ 大堀バス停 」の目安時間は2時間45分でしたが、私たちはのんびり歩いてたっぷり休憩したので、+45分くらいかかりました。

初日の感想

ナマケモノが…

「また登山靴を履いて歩きたいな~」と思えたのです~!

登山靴は靴底が硬くなっているから、でこぼこの山道を歩きやすく、足が疲れにくいのですね~!

初めて登山靴を履いたので、こういうことも新鮮です!

「重たい靴のほうが安定する」と店員さんに説明されたけど、「険しい山には行かないし、体力が無いから軽いのでいいや~」と思い、この靴にしました。

試し履きをしたとき、足に一番しっくりくる軽い靴にしておいて良かったです。

私にとっては新鮮なことが盛りだくさんでした。

夫婦2人だけで、こんな風に非日常を旅するなんて、本当に久しぶり~♪

12 私が富士山を撮影した写真の枚数

25 登山中に挨拶をした人数

帰宅後、

心地良い昼寝。

消費カロリー以上に摂取した、

高カロリーのスイーツ。

翌日、

お尻、もも、ふくらはぎの筋肉痛。

やっぱり、まだ、立派なナマケモノのままです。

今回の最大の成果は、

「ブログを書こう!だから山に登ろう!」

と思えたことかもしれません。

素敵な半日になりました~!

次はどこに行こうかな~♪

間違えた。

ハタラキモノさん、

つぎも、重力を感じにくい山を選んでくれるのを

待ってるね~♪

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